制作ノート:占部さんへの作家インタビューに同行しました。

9月19日(土)から東静岡アート&スポーツ/ヒロバで、占部さんのプレ展示がはじまります。(詳細は「制作ノート:占部さんの壁画プロジェクトが進行中です。」をご覧ください。)

これに先立って、占部さんへの作家インタビューがありました。
コンテナの外壁に壁画を描くプロジェクトがいよいよ完成に近づく中で、これまでの制作活動を振り返っての感想や作品の意図などを聞くことができました。

占部さんは、本や物語から、自身が置かれている状況に合う情景やフレーズを借用して制作することが多いといいます。
作品が完成して思うことは、作品には制作時の自分自身があらわれているということ。
それは、占部さん自身が僧侶であることから、仏陀の教えが考えの根底にあり、「自己を見つめ直すことこそが、作品をつくるという行為そのもの」とつながっているようです。
今回の展覧会、『箱の生活』”Life in the Boxes”では、日々の生活の中で少し立ち止まって、自己を見つめ直す時間をつくる大切さに気づかされます。

もうひとつのコンテナでは、静岡大学と東京藝術大学の学生有志による箱をテーマとした展示、『箱の生活+』”Life in the Boxes Plus”も行われます。
作品の制作にあたり、素材やサイズなどを自由にしたことで、箱に対する様々な解釈が生まれました。

コンテナという大きな箱とギャラリー内の小さな箱との間を行ったり来たりして、どうぞお楽しみください。