岩野さんワークショップ『くもならべ』開催、&新たな彫刻作品も登場しヒロバがより賑やかに!!
いよいよ開始致しました、本年度の『めぐるりアート2019』!
その初日となる10月19日(土) 、一足早く展示の始まった東静岡ヒロバ会場。
そこで行われたのは、コンテナ・アートベース・プロジェクトを進め、静岡のアートの発信地としての「場所」作りを続けている、彫刻家・岩野勝人(まさひと)さんの作品設置。
アートベースを改造し、様々な機能を付け加えていくといった活動に加え、毎年ヒロバにて新しい作品もご披露して下さっている岩野さん。
一年を通してご覧頂ける、巨大なキリンの彫刻や、自由にお絵描き出来るこくばんゴリラ、赤いヒト型のメンタル・チェアなど、これまでにも数々の作品が公開されて来ましたが、そこに今年も新たな作品が登場致しました!!
遠く京都の岩野さんのアトリエより、はるばるやってきたこの作品の名前は、その名も『青い人』!
誰もが知っている人というモチーフでありながら、独特の色と曲線を持つその姿は大変にユニーク。
こうしてコンテナの隣で向き合って並んでいる様子を見ていると、お互いに見つめ合っているようにも、一緒に話をしているようにも見えてきて、とても表情豊かに感じられてくる不思議さ!
思わず自分も向き合って、ふたりとお話をしてみたくなります。
そんなふたりが設置されたのは、コンテナ・ギャラリーの中と外。
突然現れた見知らぬ『人』に、さっそく興味津々のヒロバの子ども達!
思わず触って調べ上げずにはいられなくなる、なんとも言えない強烈な存在感!
コンテナの中で待つもうひとりも、この絶妙なポジショニング!
夜の闇の中、ドアの隙間から覗きつつ、妖しく輝く青い人。こちらも相当なインパクト!
こうして新たにお目見えした、ふたつの新たな彫刻作品ですが、何を隠そう今回の岩野さんの公開作品は、このふたりだけではありません!
『青い人』の設置されたコンテナの中、青い人と並んでコンテナの反対側を眺めてみると・・・、
そこには、コンテナ・ギャラリーの中に所狭しと並べられた、たくさんの不思議な形状のモノ!
実はこちらは、翌20日(日)に岩野さんによってヒロバにて開催されました、めぐるり関連ワークショップ『くもならべ』のパーツたち。
曲線を描くのに用いられる「雲形定規」の形状をモチーフにしたベニヤ板のパネルに、白を基調にうっすらと青などの色も加えられた、たくさんの『雲』。
そして中央に立てたれた、空色に塗られた屏風型のついたて。
今回のワークショップでは、これらを使って参加者の皆様とこの場所で作品を作り上げるだけではなく、なんと「めぐるり」開催期間中、ここコンテナ・ギャラリーに、その完成作品が展示されることに!
自分自身が関わった作品が、「めぐるり」展示作品として、よりたくさんの人々と会場にて出会うこととなる・・・、
考えるだけでもワクワクする、そんな岩野さんの新しい試み。
そして翌日、晴れ渡ったヒロバの空の下、いよいよ『くもならべ』が開始致しました!!
コンテナ・ギャラリーをバックに広げられた、無数の雲のプレートたちに、たくさんの参加者の皆様の姿!
大人から子どもまで、ヒロバに集まった皆様とともに、この様々なカタチの「雲」に色を塗り・絵を描くことから『くもならべ』はスタート!
「どんな空や雲の色が思い浮かぶかな?」と、準備したプレートを掲げてお話を始める岩野さん。
この日のヒロバの空と同じく、青空の色に塗られたプレートを眺めながら空の色に思いを巡らせていると、サッとそのプレートが裏返され、そこにはうっすらと赤み掛かったキレイな夕焼けの雲が!
その瞬間、いろんな空のイメージが見ているこちらの頭の中にも弾けて浮かび、発想が次々と広がっていくニクい演出!!
創作意欲を存分に刺激され、いよいよお絵かきの開始です!!!
この日用意されたのは、色とりどりの たくさんの クレパス。
それぞれお気に入りのプレートを選び、さっそく思い思いの空や雲を描き進めます。
空から連想を膨らませて、その空の下の風景を描いたり、そこに住んでいる生き物や動物を描いたり。
次々とクレパスの色を変え、皆夢中になって描き続け、賑やかな色彩がヒロバへと溢れていきます。
中には自分より大きな雲へのお絵かきに取り掛かったり、すっかりリラックスして寝転がってお絵かきを始める子の姿も!
そんな皆様の作品を回って眺めるたび、そのおもしろさや美しさに、驚きの声をあげて興奮する岩野さん。
皆様の作品に触発されるように、今度は岩野さんのほうからも、遊び心をくすぐるようなちょっとしたワザやテクニックを伝授!
参加者の皆様と講師である岩野さん、それぞれがお互いに刺激し合いながら、ステキな作品が次々とヒロバの青空の下にひとつ、またひとつと出来上がっていきます。
ひとつの雲が完成したら、さらに新しい雲にも挑戦していき、あれほどたくさん用意されていた雲プレートも、すっかり一面カラフルな空色に埋め尽くされました。
そうして今度は、いよいよたくさんの雲たちを集めて、 大きな“雲の群れ” の制作を開始!
皆様が描いた雲たちが集結し、 コンテナの中に用意されていた屏風型の格子ベースに次々と合体!
ひとつひとつは平面であった雲が、立体的に組み合わされていくことで、見え方を刻一刻と変えていき、大きなひとつの作品へと生まれ変わっていく様子は、実に大迫力!!!
コンテナの広大な空間を埋め尽くすほどの雲の群れが集まり、そうして遂に、完成した作品の最終形態がコチラ!!
それはまるで、見上げるほどのおっきな雲のジャングル!!
皆様の描いた雲たちが、平面から立体へ、見事に変身!!!
全体のフォルムを楽しむのはもちろん、なんと雲たちの間に入り込んで、ひとつひとつに描かれた皆様の『空』や『雲』を、じっくり眺めるなんていうことも!
「 雲の迷路になったコンテナギャラリー。突起を上手に潜りながら、自分のお気に入りのビューポイントを見つけてください。 」とは岩野さん。
独特のフォルムの重なりと照明とに作り出された光や影の美しさも、同時に楽しむことの出来る本作品の味わい。
岩野さんと参加者の皆様が、一丸となって作り上げたこの力作を、ぜひ皆様も会場にてご覧になってください!
そして今回の岩野さんのワークショップは、実は第1弾。
次回第2弾では岩野さんに加え、大阪で子どものためのアトリエと保育施設を主宰する和泉誠さんを講師にお迎えし、ヒロバの丘をみんなで色鮮やかな富士山に作りかえます。
11/3(日祝),4(振休)の開催になりますが、このうち3日はまだ定員に空きがあるとのことで、お申し込みがまだの方もぜひご参加頂けるチャンス!
また3日はワークショップ終了後、幼児教育における造形表現の可能性についての意見交換と懇親会を、同会場にて予定しています。<16:30頃~18:00の予定>
最後に、この日『くもならべ』の後に行われた、岩野さんお手製の巨大シャボン玉ワークショップの様子をお届けして今回はお別れ。
このシャボン玉ワークショップは、次回ワークショップの際にも別バージョンにて開催の予定!
第2弾ワークショップ、
岩野勝人×和泉誠 子どもと大人の造形ワークショップ 2 「色とカタチと空間、そして光」
どうぞ皆様、楽しみにお待ち下さい!!
(文・吉村友利)
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岩野勝人×和泉誠 子どもと大人の造形ワークショップ 2
「色とカタチと空間、そして光」
会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ コンテナ・アートベース周辺
日時:2019年11月3日(日・祝) 14:00~16:00、11月4日(月・振休) 10:00〜12:00
※1日だけの参加も可
講師:岩野勝人(彫刻家)
和泉誠(株式会社なーと 代表取締役。大阪でアート な保育として注目される保育施設「こどもなーと」を運営)
対象:子どもから大人まで(小さなお子さんは保護者同伴)
定員: 各日30名
申込:電話で(公財)静岡市文化振興財団(054-255-4746)まで(申込順)
申込開始日時:10/1(火)9:00
参加費:無料(汚れても良い服装でお越しください)
※雨天時はプログラムを変更して実施
※11/3(日・祝)ワークショップ終了後に、幼児教育における造形表現の可能性についての意見交換と懇親会を予定しています。<16:30頃~18:00の予定>