佐藤浩司郎さん「TOY BOX」会期終了、そして最終日の展覧会場の姿は・・・?
佐藤浩司郎(こうじろう)さん作品展&ワークショップ「TOY BOX」。
一ヶ月あまりに渡って、東静岡ヒロバを様々な色で賑わしてくれましたその展覧会も、先週3月3日(日)をもって無事会期を終了致しました。
この日は、朝からのあいにくの雨。
にも関わらず、そんなことなど微塵も感じさせない多くの皆様が、最終日のコンテナギャラリーを訪れてくださいました!
この日ヒロバでは、アウトドア、アート、ローラースポーツが一度に楽しめる1日限りのスペシャルイベント
多くの皆さまでイベントは賑わい、コンテナギャラリーの来場者も普段よりさらに倍増!
絶え間なく訪れてくださる皆様によって、コンテナのなかも常にひとで埋め尽くされる状態に!!!
そんな大盛況の中、佐藤さんのワークショップにもたくさんの方々が参加してくださり、あっという間に最終日は過ぎていきました。
「来場者の皆様とともに、美と楽しさの詰まった空間を作り上げていく。」
佐藤さんは今回の展覧会のなかで、そんなコンセプトに挑戦。
ギャラリーの壁の大部分を、何も飾らずに真っ白な状態にしてのスタート!という、驚きの状態で展覧会は幕を開けました。
けれど、来場者の皆様が、カラフルな流木や星をひとつひとつ付けていってくださると同時に、その壁はその姿を変え始めました。
それはまるで、佐藤さんの用意した作品を絵の具にして、皆で本当に壁に絵を描いているかのよう。
回を重ねるごとに、彩りはより増していき、最終的には壁一面が埋め尽くされる程の状態に!
新しいパーツが加わっていく度に、刻一刻と変化していったコンテナの壁。
そこに次々と生まれたのは、まさしく新しい「絵画」。
「絵の生まれる瞬間を見てみたい」、
そんな佐藤さんの言葉が、来場者の皆様との共同作業を通して叶えられ、たくさんの方々が、その瞬間を存分に味わってくださいました。
そして、最終日を無事に終えて。
壁を埋め尽くすほどになった星と流木、それぞれの数を数えてみると・・・。
星が137個に、 流木が97個!!!
なんと合わせて、延べ250人近くもの皆様が、制作に参加してくださったという計算!!!
大人の方から子ども達まで、思い出されるのは本当に様々な顔ぶれの皆様。
たくさんの驚きと笑顔で溢れた展覧会は、まさに「おもちゃ箱」という名前がピッタリな、素敵な展覧会となりました。
今回の展示を通し、様々な手応えを感じたという佐藤さん。
作家である佐藤さんと、参加してくださった皆様とが、ともにたくさんのものを得ることが出来たのも、この展覧会のスタイルがあってこそのもの。
「新しい展示のスタイルを確立出来たようで嬉しい」という佐藤さんですが、今回得た様々な経験なども活かして、またどこかで新しいバージョンのものも試してみたいとのこと!
そこでは一体、どんなことが起こるのか・・・!?
佐藤さんのこれからのますますのご活躍が、今から大変に楽しみになります!!!
(文・吉村)
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