車掌車ギャラリー、千葉広一さん授業成果展『小さな家』開催されました
現在、東静岡アート&スポーツ/ヒロバのコンテナギャラリーにて開催中の、佐藤浩司郎(こうじろう)さんの作品展&ワークショップ「TOY BOX」。
2月中は土・日の週末にオープンされ好評を博していますが、先週2月16,17日の開催時には、ヒロバに設置されたもうひとつの展覧会場である「車掌車ギャラリー」でも、多くの方々が訪れる展覧会が開催されていました。
車掌車ギャラリーといえば、ここ数年の「めぐるり」にて、写真や映像を用いたインスタレーション作品を発表されている出展作家の千葉広一(ちばこういち)さん。
最近では、昨年末の車掌車ギャラリーでのクリスマス特別展示と、それに合わせて行われた『ご降誕ライブ』が記憶に新しいところ。
車掌車ギャラリーのすぐそば、新たに作られたステージを利用してのライブに、多くの方々が訪れてくださいました。
そんなふうに、千葉さんによって様々な活用を試みられている車掌車ギャラリーですが、今回の車掌車での展示作品は、千葉さんが学校で美術を教えている生徒さん達のもの。
展覧会の名は「小さな家」展。
車掌車の中を覗くと、授業のなかで生徒さん達が作り上げたたくさんの力作が、あたたかな雰囲気のその空間に美しく展示されていました。
これら小さな家は、「◯◯のための家」という目的をそれぞれが自由に設定して、それに見合ったデザインの家を制作する、という授業のなかで作られたものだそう。
100を超えるたくさんの家が、所狭しと並べられていますが、ひとつずつ丁寧に家の目的を表す看板が付けられていたり、生徒さんによる解説が添えられていたり。
使われている素材も、色彩を着けられた木片から、石や植物、貝殻やスパンコールなど実に様々!
どんな思いを込め、どんな工夫によってその家が作られているのか、眺めているだけで楽しくなるというのに、それがこれだけたくさん集められているのだから、大変な見応えです!!
可愛らしいたくさんの作品の中、ちょっと風変わりなこんな「小さな家」も。
鳥居の付いた神社風であったり、こちらはまさかの牛乳パック型!!
アイディアもバリエーションも本当に豊かで、新しい発見の数々に、いつまでも作品を見ていたくなります。
会場には、作品を作った学校の生徒さんはもちろん、ご家族の方々の姿なども。
なかなか出会うことの出来ないであろう、こんな素敵なかたちでの授業成果の発表の機会に、たくさんの喜びの声が。
さらにそれだけでなく、車掌車ギャラリーを見に来た方がコンテナでの佐藤さんの展示にも立ち寄って下さったり、逆に佐藤さんの展示に訪れたことで、車掌車での催しを知る方もいたり。
そのまま興味を持ってくれて佐藤さんのワークショップに参加してくれたり、ギターライブを鑑賞していってくれた方々も。
それぞれの展示が相乗効果でより賑わうという、嬉しい影響も見ることが出来ました。
こんなふうに、様々なイベントで大変な盛り上がりを見せていた東静岡ヒロバ。
しかしこの日は、これらふたつの展覧会だけでなく、実はもうひとつの出来事がヒロバでは起こっていました。
次回ヒロバへ訪れた方は、それによってこれまでとちょっと変わった『あるモノ』を目撃することが出来るハズ!
この2日間に行われていた出来事と合わせて、またこちらにて報告させて頂きますので、皆様楽しみにしていてください!
(文・吉村)
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佐藤浩司郎 展示&ワークショップ「TOY BOX」
ところ:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ コンテナギャラリー Google Map
Tel:054-221-1044 (8:30 – 17:17 / 平日のみ)
作家・講師:佐藤浩司郎(さとうこうじろう/美術家・美術講師)
会費:無料
申込み:不要。直接会場へ
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