2019-05-25

御宿至「SOMETHING GRATE 〜記憶の風景〜」が始まりました

「めぐるりアート静岡」関連企画、「めぐるりアート+ 2019前期」の御宿至「SOMETHING GRATE 〜記憶の風景〜」が今日から始まりました。


東静岡駅南口のグランシップ南側ショーウィンドウ、1Fエントランスホール、3Fエスカレーター付近がサイトです。
「彫刻家の仕事は、空間を作ること」。ショーウィンドウの作品は、私たちの身体の中に潜む「記憶の貯蔵庫」を、世界の物流現場で無数に使用されているパレット(荷台)で表現したとのこと。かつて身の回りにあったけれど、時の流れのなかで使用価値を失ったさまざまな事物が、グランシップのショーウィンドウという、大きな晴れ舞台で誇らしげに自らの時間と物語を語っているように見えました。


エントランスホールに浮遊する作品は、「傘の骨」で出来ています。傘という用途から解放された「骨」は、その周囲に、軽やかな弾力を放っています。


3Fエスカレーター付近にも作品が設置してあることは気づきにくいのですが、こちらも、ジャンクのようなものを使い、祈りにも通じる空間を作り出しています。

   

「めぐるりアート+」2019年度前期展示
『SOMETHING GREAT 〜記憶の風景〜』
作家:御宿 至(みしく いたる)
会期:2019/5/24(金)〜 10/7(月)
主催:公益財団法人 静岡県文化財団・ふじのくに文化情報センター、静岡県
協賛:船村興産倉庫株式会社
協力:スター精密株式会社、有限会社加藤機工
めぐるりアート静岡2019 関連事業
観覧無料

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です