千葉広一 Kouichi Chiba

at 旧マッケンジー住宅アート&スポーツ/ヒロバ

※アート&スポーツ/ヒロバでの会期は、2016年10月30日(日)〜11月20日(日)

現実と仮想現実との境の消失は、アートだけのことではない。そんな趨勢の彼方に千葉の営みがある。小さな素描をノートから切り抜き、日常にからませ、カメラで写し言葉を重ねる。光、季節、花・・・友、母と子、家・・・思春期、眠り、別れ・・・すべてリアルで、いとおしい。千葉は、過ぎゆく時のなかから、瑞々しい感傷をすくいとる。

《国鉄ヨ5000形/車掌車ギャラリー》 車体製造1952年
《何処へ》 2016
《待合室》 2016

千葉 広一(ちば・こういち)

1967年 埼玉県浦和市(現 さいたま市)生まれ
1992年 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業
美術家/静岡市在住

2012年
個展「いつか・どこか・きっと」ギャラリーsensenci (静岡)
2012年
「MAX A5 2012」KONTORS Galleri(デンマーク)
2013年
「写真新世紀 2013」佳作/東京都写真美術館(東京)
2014年〜2015年
静岡新聞日曜版に詩人平田俊子のエッセイ挿画として作品連載(全88回)

旧マッケンジー住宅

〒422-8034 静岡市駿河区高松2852

TEL:054-237-0573

開館時間: 9:00〜16:30
休館日:月曜日、11月4日(金)
バス: JR静岡駅南口より石田街道線「下島経由東大谷行」で「浜敷地」下車徒歩5分

※駐車場あり

静岡市で最初の名誉市民は誰でしょう。それは、エミリー・M・マッケンジー夫人です。夫のダンカン・J・マッケンジーは、静岡を拠点に日本茶の貿易と振興に大きな貢献をした人です。この住宅は、夫妻が建築家ウィリアム・M・ヴォーリズに設計を依頼し、風光明媚な海辺に、昭和15年に建てたものです。翌年12月の太平洋戦争勃発後も夫妻はそこに留まりますが、昭和18年に最終の日米交換船で帰米しました。戦後昭和23年に再来日を果たすものの、夫は3年後に永眠します。エミリー夫人はその後も静岡において、私財を投じ社会福祉事業に尽力しました。昭和47年の夫人帰国に際し、敷地の半分が静岡市に寄贈され、残り半分と建物は市が買い取りました。住宅は現在、国登録有形文化財として広く公開されています。

アート&スポーツ/ヒロバ

JR東静岡駅北口広場
静岡県静岡市葵区長沼 東静岡駅北側

TEL:054-221-1044(静岡市観光交流文化局文化振興課 8:30〜17:15/平日のみ)

JR東静岡駅北口すぐ ※駐車場あり

「アート&スポーツ/ヒロバ」 は、JR東静岡駅前にある150m×150mの市有地(旧国鉄貨物駅跡)。創造都市を目指す静岡市が、「まちは劇場」プロジェクトの一環として、今年度から5年間、プレイスメイキングの実験的な場として活用を図ります。